あっと言う間に年が明け、1月の末に『オタク女』が戻って来る日が来た
結局、クリスマスイブの翌日は役所は休みで、入籍はまだだったが、下宿の荷物は全て俺の家に送られ、そのまま同居する事となった
『オタク女』の下宿からの荷物と言っても、服とテレビやゲーム、パソコンといったモノだけで、居間の押し入れが余る程の量だった
それでも『オタク女』の一族と俺の一族はワタワタと片付けを手伝おうとし、終いには俺の作りかけのガンプラをゴミと判断して捨てようとし、俺を大いに慌てさせた
『俺1人で十分だろーに…余計疲れるぞ…』
力仕事もなく、手を持て余した親父が俺のくたびれ顔をを見るなり
「おい!×××!そろそろケイコちゃんが着く頃だろ?もっとちゃんとした服着て、さっさと迎えに行かんかっ!」
『あのなぁ…まだ1時間以上あるだろよ…それに引っ越ししてんのに、キチンとした身なりってのがワケワカラン…まぁジャージじゃ行かないから安心しなよ(笑)』
ヤル気満々な俺の親父とは対照的に、『オタク女』の親父さんはイライラソワソワしていた
『まぁ…俺と向うで暮すと思って許可した1人暮しから娘が帰って来るんだもんなー…複雑な心境なんだろーなー…あーでも…この状況は面倒過ぎるな…』
「わかったっ親父!じゃあ迎えに行ってくるよ!…あ!お袋っ!俺のモノをポイポイ勝手に弟くんにヤルなよっ!ヤルのは俺が決めてヤってんだからなっ!じゃあ行って来るっ!」
勿論、今から駅でずっと待つ気など毛頭無い
『駅前の模型屋か本屋で時間を潰してやる♪』
模型屋で2個買った時点で時間切れとなり『オタク女』を駅に迎えに行った
予定の列車が到着してから既に20分程立ち、よたよたと大量の荷物を引っ張って来る『オタク女』の見つけた
「何してんの?それも宅急便で送ればよかったのに…」
「あうっ…まさかこんなにあるとは思わなかったです…」
「何が入ってんだ?」
「お店の制服と、他のメイド服とかコスとかが入ってるんですぅ~…後、同人本も…」
「成る程な…見せれない様なモノがイッパイって訳か…オマエはコレを持ってくれ…その荷物は俺が運んでやるから…」
手に持っていたガンプラを渡し、荷物を受け取った
「んじゃぁ…帰るか…しかし…本当に服だけかぁ?3つもあるし…しかもやたらと重いな…」
「えと…ちょっと待って欲しいの…実はね…」
「キャプテーーーーンッ!おヒサですぅっっ!」
大きな胸を揺すりながら『天然ちゃん』が缶ジュースを持って走ってきた
その後ろから『勇者』と『しっかり屋さん』と弟子も来た
「あ?揃いも揃ってどうした?店は?店は誰が回してる?」
「あはは…御心配無用です!ちゃんとボクの弟子を張付かせておきましたから(笑)それに遊びに来た訳じゃないですよ…例の狩山クンと柏谷クンの部長面談です(笑)」
「へー…早いな…でも2人ともバイトのキャリアはまーまーあるからな…でも、柏谷は面接する迄もなく要らんだろ?」
「んふふふ…今晩思いっきり仕返しですっ!今夜は寝させませんよっ♪」
「なんで、オマエと…お邪魔虫はホテルでマネージャーと不倫ごっこでもしとけっ!」
「それが…その…皆で一緒に来たらって…えへへ…言っちゃったの…ゴメンナサイ…」
「あのな…俺の親父達も来てるんだけどな…マネージャー様は俺のベッドの下で良いとして…カップルさんは2階の部屋…ケイコとカッシーを2階のもう一つの部屋で、親父達を居間…何とかなるか…ホモ部屋とレズ部屋が出来るけどな(笑)」
「いえいえ…僕等はちゃんとホテルに予約してますから大丈夫ですよ」
『流石だっ!この前のニの轍は踏まないなっ!』
「僕も店長のベッドの下よりビジネスホテルの方が若干良いんでパスしますよ(笑)」
『おいおい…独りぼっちでか?それも寂しいぞ?』
「ワタシ~ケイちゃんと一緒ならドコでも良い~♪」
「本来は3人でホテルって事だったんですけど…2人共ね…どーしてもって話で…まぁ自腹切るって話ですんで、会社的には構わないんですけどね(笑)」
「お父様とお母様が来られてるのなら、この荷物家に置いとかなきゃ…恥ずかしいです…」
「んーじゃぁまー…ケイコと柏谷は俺の車に乗るんだな?んで、後3人はどーする?6人になるからな…なんなら柏谷をトランクに詰めて動くか?」
「えーーーっ!ケイちゃんの隣が良い~」
「はいはい…2人仲良くトランクな…」
「いえっ!僕の泊まるホテルはスグそこですから♪気にせず乗って行ってください」
「僕等もちょっと駅前覗きたいんで、良いですよ~♪」
少しばかりの虚しさを覚え、『オタク女』と『天然ちゃん』を運んだ
途中、『オタク女』の自家寄ってに衣装等を下ろした
家に着くと待ちわびた親父が外でイライラしながら待っていた
「迎えに行って帰って来るのに何時間掛かってんだっ!もう2時間近いぞっ!あんまり遅いから電話したぞ!なのに、オマエは出もせんと…」
『あんね…着く1時間以上前に出たんだからそんなもんだろーが…それに、運転中に電話に出たら違反だろがっ!』
「あぁっ!ケイコちゃんっ!疲れたろ?さっ!早く中に入って休んだ方が良いよ!さっ!」
『俺の家だっっ!』
「ん?このコは?ん?ああっ!向うのお友達ですかっ!いつもお世話になって…ささっ!お上げリ下さいっ!」
『だから…テメェーにいつ娘が出来た?あ?…ってか勝手に仕切るなってっ!』
夕方迄、俺の家は大層賑やかだった
『オタク女』の親御さん達が「そろそろ帰ります」と言い出した
俺は『オタク女』を急いで手招きして呼び
「オマエ、今日は1人で実家に帰って親御さん達に良く謝っておけ…俺が1人で帰って来てからコッチ、「すいません…あのコのワガママで迷惑ばっか掛けまして…」って晩飯作って持って来たりしてくれてたんだぞ?」
『オタク女』は反省しているのか俯いた
「うん…謝って来る…」
「ってか、イロンナ話して来いよ…楽しかった話とかな(笑)」
「うん!そーするっ!」
「よし!行って来いっ!おっと!…忘れてた忘れてた…ほれっ!鍵っ!」
前のまんま長いリボンの付いた鍵を『オタク女』に投げ渡した
『オタク女』はニッコリして首に鍵を吊るした
「待ってぇ~ワタシも帰るぅ~…」
『オタク女』はパタパタと追い掛けて行った
親父達も、「ケイコちゃんに会えたし、明日は用事があるから帰るわ」と言い出し駅迄送って行かされた
残されたのは、『天然ちゃん』と俺…
「えーーーんっ!ケイちゃんと一緒に居たいのにぃっ!」
「あのな…人として『久々の親子水入らず』を邪魔するのは良く無いと思うぞ?明日面接済んでから遊んでもらえ!」
「んーーーーーーー…大人なワタシとしては理解したいのですが…寂しいも~~~~んっ!」
「先に行っておくけど…狩山達の邪魔をするなよ!どーしても!ってんならマネージャーに遊んでもらえ(笑)」
「ん?そー言えば…キャプテンと2人切りデスネ?うふふふふふ…久し振りにっ♪」
そう言うと『天然ちゃん』は抱きついて来た
「成長無いなーオマエ…俺にキスすんなって言ったの覚えてるかぁ?」
「はて?酔ってた時のお話は覚えてませんケド?んふふ~♪ちゅっ!」
身の貞操を守る為、『天然ちゃん』を2階の空き部屋に封印し、自分の部屋に戻りバリケードをガンプラで作った
そんなこんなで、腹が減ってきたので、『天然ちゃん』を飯に誘った
「で?何でウチの制服着て降りて来るワケ?」
「え?ケイちゃんがキャプテンと最初のデートはメイド服で一緒にお食事したって言ってたからですよん♪真似っコ~♪」
「あれはミニ!それに、途中で買ったやつだし…それに…」
『そー言われたらそーなんだなー…あの頃は3日会わなかったら死にそうな事言ってたなー…それが一月も会って無かったんだなー…元のイジワル路線に戻ってじっくりイジメテろうかな?(笑)』
「それに…何ですぅ?もうっ!ニヤニヤして~っ!白状するですっ!」
『天然ちゃん』は後ろから首を閉めるように抱きついて来た
そして『オンブ』の様に両足で俺の体を挟み、体を密着させる
転びそうになるが、『天然ちゃん』を床に落して転ぶ訳にもいかない…
壁を伝い、居間に置いてた『親父とお袋』様の布団の上に倒れ込んだ
「オマエ…結構重いな…ゲホッ…そろそろ退けって…」
「重いってっ!そんな事言ってぇ~!首締めますよっ!首っ!」
「締まってるって…おい…いい加減…離せよ…」
「ゴメンナサイとさっきの続き聞く迄…はーなーしーまーせん~」
『こうなったら…』
俺は後ろに手を回し、脇を突つき始めた
『天然ちゃん』は体をクネらせながら、キャアキャア言って身悶えた
『天然ちゃん』が手を離し、身返りを打とうとするが、片足は俺の体の下敷きになっていて『大の字』にしかなれない
俺は身を翻し、『天然ちゃん』が逃げれない様に、『天然ちゃん』が広げた両足の間に体を入れ、押さえ込み両腕を回しくすぐった
早い話が、『押し倒して抱きしめた』形になっていた訳だ
「キャアッ!ダメッ!笑い過ぎてっ!息がっ!息がっ!…助けてっ!…もっ…言いまっ…せんからっ!…ダメッ!…ヤダッ…ゴメンッ…ナサイッ!…!………!」
くすぐるのを中断すると、バタバタ していた足と手が止まり、『天然ちゃん』は大きく深呼吸をした
俺は身を起こし、ニヤッと笑った
「所詮力じゃ勝てんのだよ?あっはっはっはっはっ!」
「んふふぅ~♪力で勝てなくてもっ!」
『天然ちゃん』は俺の首に両手を、そして両足を俺の腰に回し、キスして来た
今度は俺がもがく番だった
結局、またくすぐって、その場を逃げようとして『天然ちゃん』の体に両手を回し突ついた
「んふっ…んふふふっ…んっ…んっ…んっ…んふっ…」
『天然ちゃん』の笑い声とも、喘ぎ声とも聞こえる鼻息の性で、1月もシテいない俺の股間が熱くなりモノが立って来た
『天然ちゃん』はそれに気が付くと、太股を広げ、俺の股間が当る様に居場所を変えた
そして、身を捻りながら大きな胸を擦り付けて来た
「んふ…んふ…んふ…んふ…んふ…んふ……んっ…んっ…んっ…んふ…」
俺は堕ちそうになったが、手が弛んだ『天然ちゃん』を振り解き、両手を押さえ付けた
「…俺は元々サレルよりヤル方が好きなんだ(笑)悪いな(笑)」
主導権を取り戻した俺はニヤニヤと笑った
勿論、『天然ちゃん』とヤル気は無かった
『天然ちゃん』はニコニコ笑いながら
「私も~♪ケイちゃんを一杯慰めたり可愛がってあげたりしたもん♪ワタシの携帯見てみて♪」
『オタク女』がバイブを誰かに突っ込まれている写メや、誰かのマ○コを舐めている写メだった
日付けは俺がこっちに帰った辺りの様だった
「ふーーーーん…御苦労さん…で?俺に気持ちが帰ってしまってレズらせて貰えなくなったってワケだ(笑)そんで、俺と寝て復讐ってワケか?(笑)オマエな…勘違いしてるよ?俺はそんなに良い人じゃ無いよ?得に嫌いになった奴にはなっ!」
「んふふ~♪で?どうするの?ヤって気を晴らす?」
「ああ!良いだろう!ちょっと待ってろ!」
携帯で電話を掛けながら手枷と足枷、口枷にバイブとローター、浣腸器にアナルプラグを取り出した
それを見て嫌がる『天然ちゃん』を後ろ手に拘束し、口枷を無理矢理咬ませ、貞操帯にバイブを仕込み、浣腸をしアナルプラグで栓をした、そして、足枷をし、手枷と結び付けた
『天然ちゃん』はお腹が痛いのもあり、真っ青になっていた
デジカメで写真を撮り続け、写メに撮り『オタク女』に送信した
そして『天然ちゃん』の携帯から写メを俺の携帯に転送し『天然ちゃん』の携帯から画像を削除した
「気分はどうだ?腹が痛いだけか?可哀想だからバイブのスイッチ入れてやるよ(笑)ほらっ♪」
『天然ちゃん』のケツがキュッと締まる
「さてさて…ケイコが来るのはいつかな?(笑)」
俺は『天然ちゃん』と『オタク女』のメールのヤリトリを全てチェックしパソコンに転送しながら横目で『天然ちゃん』を眺めていた
『天然ちゃん』は脂汗を流しながらもバイブに反応していた
「んふー…んふー…んふーーっ!…んふっ!…んふっ!…んふっ!……んっっ!…んっっ!…んっっ!!…んふーーーーーっ…」
小刻みに震え、ビクッと固まり1度イッた様だ
力が抜けアナルプラグが抜けそうな程後ろに出て来たので、更に奥に押し入れてやった
「んんんんっっ!!」
『天然ちゃん』眉間にシワを寄せ痛がった
蓋を外すと涎が流れ出て来る
指を入れると下で舐めて来る
「まだ来ないなー…もう一回イッとけっ!(笑)」
バイブを強にし、大きな胸にローターでマッサージしてやる
「あーーーーーーっ!あーーーーーーーっ!あーーーーーーーーっ!あーーーーーーーーっ!…」
『天然ちゃん』が感じている様を、デジカメに何枚も何枚も納めた
そして再び、『天然ちゃん』が腰を振りイッた
すると玄関の開く音がした
覗きに行くと『キャリアさん』が顔をほころばせ到着していた
「悪いね来てもらって…上がりなよ」
「ケイコさん帰って来たんですよね?今いらっしゃるの?」
「ん?まだ家じゃないかな?すぐ来るとは思うけど…そんなことより…居間に面白いモノがあるんだよ…」
「え?何?何?」
嬉しそうに反応しながら、『キャリアさん』が居間に入って行く
「キャッ!」と短い悲鳴が聞こえた
「田仲2号って言うか…今回はケイコが欲しい女の登場だ(笑)」
「え?それって…レズ?」
「オマエだってケイコにキスしたり、舐めさせたりしたじゃんか(笑)」
「アレは3Pだもの…女性単体に興味は無いわ…でも大きなオッパイね~…シタの?」
「いいや~3度位迫られたけどシテないよ(笑)俺がシナイと決めたらどんなかは、キミが一番良く知ってるだろ?(笑)」
「確かにねー…でもね…ワタシはあの後ずっとアナタ一途よ?全然振り向いて貰えないけど(笑)まー誰の性か知らないけど、変な噂が立っちゃたしね…(笑)で、何でワタシを呼んだの?」
「ここで、ケイコが来ないと話が始まらないんだけどなー…遅いなーーー」
暫く振りにマトモに会話を交しながら、『天然ちゃん』の様子を2人で見ていた
やっと『オタク女』が息を切らしながら片手に晩御飯を持って着いた、『キャリアさん』には『天然ちゃん』と居間に居てもらい、玄関で『オタク女』と話をした
「ちょっと聞きたい亊あるんだけど…コレは何?」
携帯の画面を見せた
「それは!…それは…別れている時ので…その…」
「今日もさ…柏谷が迫って来たんだよ…オマエを取られた腹いせみたいだけどね…で、前に買ったアレで浣腸してバイブ入れっ放しで拘束して放置してある…オマエはどうしたい?何で俺に言わなかった?」
「だって…別れてた時だったから…」
柏谷と田仲との会話の録音を携帯から聞かせた
「ふーん…別れてたらナニしてもオカマイな訳だ…あっ!田仲に来てもらってるぞ…俺がオマエと『別れてる時』どーだったか聞くと良い…俺はちょっと散歩に行って来るよ…何か決まったら誰でも良いから電話してくれ…おっと!それと!『別れてた』としたら、いつオマエは気持ちは『復縁』したんだ?クリスマスイブか?そーじゃないだろ?その前じゃないと準備出来ないもんな…俺の知らない内に『別れて』、『復縁』した訳だよな?何にも無しって思ってたから俺はオマエの気持ちに、前の通り応えたんだけどな……まぁ…取り敢えず散歩してるわ…早めに頼むな…」
『知らぬが仏ってこの事だな…』
真っ暗な冬の郊外を缶コーヒーの自販機伝いに散歩することにした
「オデン缶喰いたいなー…」
背中を丸め独り言を呟いた
時間が経つ度に、ドンドン『どーでも良いかぁ…』と思う自分が増えて居た
『なんかアレだよなー…婚約してるってのが良く無いのかね?…確か『もう出戻りはナシ』って話もしたよな?…お互いの親を通しちゃってるし…会社の上司に世話焼かれてて…ってのもあるんだろーなー…この際会社辞めて、どっか1人で行こうかな…退職金と家を売っ払らった金で、ど田舎で喫茶店か、南の島で海の家でもして、のんびり1人で暮そーかぁ…あーあ…ダリィよなぁ…』
いい加減冷え込んで来たが、一向に連絡は無かった
今、自分のしている事が、何だか馬鹿らしく思えてきて家にUターンして歩き出した
音を立てない様に無言で家に入り、玄関を見るとまだ全員の靴が並んでいた
静かに自分の部屋に戻り、ベッドで横になった
『何しているんだか…』
3人も女が居るのにヤタラと静かだった
3人共に“まだ決まらないの?”とメールを送って、返信を待った
何分経っても返事は来ない
自分の部屋を出て、台所でコーヒーを作った
『俺の家で、なんで俺が遠慮しなくちゃいけない!腹が立つ!』
家に帰って小一時間経っても何の音沙汰も無かったので、居間の障子をバシッ!と音立てて開けた
「もういい加減にしない?頼むからさ…余所で長話してよ…」
『天然ちゃん』は普段着に戻って項垂れていた
『キャリアさん』は腕を組み怒っている様子だった
そして『オタク女』はただ泣いているだけだった
『やっぱり、田仲が仕切ってるんだな…ははは…』
「今日はワタシが柏谷さんを泊めるって亊になりましたけど…まだ、ケイコちゃんが結論を言ってくれないんです!」
「ふーん…ケイコ…結論が出ないのか?」
『オタク女』は頷いた
「ところで何の結論だ?今更とは思うけど俺と結婚する、しないか?」
『オタク女』は首を振った
「違うの…結婚はしたいよ…でも、どう責任を取れば良いのか判らないの…この先、どうすれば良いのか判らないの…」
「じゃあ…結論が出る迄家に帰ってくれ…俺には『別れてた時』なら何をしても良いっていうオマエの考えには同意出来ない…俺なら、もし次のコが出来たら、そのコの事しか考えないからな…前にも言ったよな?『再就職は無いぞ』って…オマエが勝手に『別れた』って言うならもうそれで『お終い』…コレから先は無いから考えなくて良いよ…それに…今じゃ田仲の方が余程一途だしな……それから柏谷…オマエの就職の手伝いはしない事に決めた…何でか判るか?…コレがダメならアレって言うチャレンジ精神は買ってやるが、自分のしたい様にするだけのヤツに俺のカケラが有る、あの店に…居て欲しくないからだ!俺はオマエのゆっくりだが、地道な努力を買ったから社員の話を部長に言った…でもオマエが俺に対して見せているアノ態度は何だ?俺をナメているのか?オマエの外見なんか大した意味が無いってコト、今日でハッキリ解ったろ?努力を忘れて、楽してチヤホヤされたい…そんな女になってしまったオマエには全く興味は無いっ!失せろっ!……って言うのが本音…それを聞いて今後どうするつもりか…だな…まぁ…ちょっと変わってるけど、所詮は痴話喧嘩だからなー…他の人間には言わないよ…好きにしろ…でも…俺も好きにさせてもらう…コレで良いかな?2人さん?」
「好きにさせてもらうって、どういうこと?別れるってコトなの?もう会わないってことなの?」
「さぁ?今はそんな気分でもあるけど、時間が経つとそーでないかも知れないね…俺がアキバに居たいと言ったオマエを残して来たのは、そこら辺を考えて欲しかったからなんだけどね…別れたくなければどうするか?オマエの答は見方を帰ると『自分が直に動かず、俺の上司を巻き込んで自分のトコロに来させる』だったワケだけど…結局そう思いつく間は、自分が楽な方に…楽しい方に流されてたワケだ…まぁ…何で思い直したのか不思議だけどね…」
「それは…それは、柏谷さんと居ても、エッチをしても…楽しいけど…愛してくれてたと思うけど…ワタシを叱ってくれなかったの!皆、親切で、優しくて…でも…それは…『メイドさん』だから…アキバにしょっちゅう表れる『メイドさん』だから!付合ってって何人にも言われたりしたけど…『こんなの言われたコト無いなー』って、前のキモオタの自分を思い出したら…ワタシの為に叱ってくれたり、面倒見てくれたり、抱きしめてくれたり…キモかったワタシを無理矢理に救ってくれたのは、御主人さまだけなのっ!で、考え込んでたの…そしたら…開発課さんが…「アイツは嫌って離れたんじゃないよ」って…「勇気が足りないなら手伝うよ」って…で、マネージャーさんと店の皆が協力してくれて…」
「オマエはアホだな…見た目だけで、皆が協力してくれる筈がないだろ?オマエのコトが好きで手伝ってくれたんだろ?…柏谷も良く聞け…見た目だけで決まるなら!俺は田仲と付合っている!でも付合っていない!以上!」
「は?」
「へ?」
「見た目だけで悪かったわねっ!」
「なんかな…ダラダラ説明するのが疲れたんだよ…スマンね田仲さん…でも綺麗って言ってるんだから許してよ(笑)」
「で、今回も結局ケイコちゃんを許すワケね?柏谷さんも…まぁ…なんだかんだ言ってるワタシも許容してくれてるワケだしね…人の事にはムキになるクセにねぇ…じゃぁ…柏谷さんを連れて行きますよ?あーあ…呼ばれて喜んで来たのになー…ケイコちゃん、次は無いわよ?ワタシはアナタの事も好きだから無理矢理奪おうとは思わないけど、チャンスが合ったら即!奪っちゃうかもよ?(笑)ん?それだったら柏谷さんを焚き付ければ良いのよね?あらら…失敗だわ…(笑)…じゃぁ無駄話してても仕方ないから帰るけど…御褒美は期待しておきますよ?じゃぁね♪」
小さな『キャリアさん』が頭半分違う『天然ちゃん』を従えて帰って行った
俺も『オタク女』を車で家まで送った
運転しながら
「さっき田仲が『許しワケね?』とか言ってたけど…許す許さないは、結局行動次第だ…お互いに上手い事、折り合いを付けれない様なら一緒に居る意味は無い…と俺は思っている」
「折り合いを付けてくれなくても、ずっと側に居たい…と思っています」
「なんだ…言える様になったな(笑)少しは大人になったのかな?(笑)」
「いいえ…ワタシの気持ちは最初の時から変わっていません…本当に御主人さまが、他の人とどーにかなったとしても、側にいるつもりです」
「じゃぁオマエの目の前で田仲と柏谷をヤれば良かったな…(笑)嘘だよ…また泣かれたら面倒臭い(笑)」
「メール来た時そーなってるのかと思ってました(笑)でも全然違っててビックリしました」
「前にも言ったろ?俺は…」
「ケツケツ星人だ!ですよね?(笑)良かった…お尻が大きくて…えへっ…」
「おーーーーい…泣くな…泣いたら田仲のトコ行って3Pして来るぞ?」
「えっへっへぇ~…良いですよぉ~ソレ位…なんだったらワタシを入れて4Pでも!でも御主人さまが保ちませんよ?(笑)」
「オマエな…俺は2月の間にオマエと1回しかシテないんだぞ?3人相手に1日中しても足りないよっ!」
「じゃあ行きましょうか?カッシーとは最後になるかも知れないですけど…御主人さまの好きな様にして下さい」
「そんなコト言われて俺が「行こう!」って言わない事知ってるクセに…キモオタモードで話す方がフツーに話が出来て、俺には楽かもしれないね(笑)」
「ううん…違うんです…カッシーに見てもらいたかったんです…御主人さまとエッチしている時のワタシの幸せな顔…そうしたら、何か変わるんじゃないかと思って…カッシーは男を軽蔑しているんです…胸だけに近寄って来るって…でも、御主人さまは思い通りにならなくて…度胸が無いだけじゃ無いかって…違うってことを見せたかったんですけど…」
「その内アイツが恋焦がれる相手ができるよ…オマエだって2次元と妄想の世界にしか興味なかったんだろ?リアルの男なんかバカにしてたろ?…いつか巡り会えるだろ?そう思うよ」
「だって…カッシー嘘だって言うんだもん!毎日毎日5回も6回もするって言ったら…ぶーーーーーーっ!」
「あのな…どっちが本音だ?」
「だぁってぇ~…ワタシも2月の間に1回なんですよぉ~?それなのに…最後迄カッシーにイタズラされて…溜り捲りですっ!」
「俺は愛の無いセックスはしたくない!」
「だからホモ呼ばわりされるんですぅっ!マネージャーとデキテルって評判なんですよ?良いんですぅ?」
「今更構わん!昔っから開発課と弟子とデキテルって社内の評判だっ!アイツ等が結婚した時は、職場の女の子に微妙な顏して見られた経験がある!(笑)」
「自慢ですかっ!えーーーーーーんっ!御主人さまがホモを否定しない~~~」
「田仲がウチの課に来るのを避けるお陰で、更に信憑性が高まっているって話だよ(笑)結婚も偽装じゃないかってさ~♪」
「ダメ~~~!そんなコト言わないで~!」
「まっ!あくまで噂だ(笑)そら!着いたぞ!数日はちゃんと親孝行しろよ?」
「え~~~~~っ?数日っていつ迄ですかぁ?」
「さてね?イイコにしてたらまた会えるさ♪暫くは奴隷らしく我慢してろよ?キモオタちゃん♪」
「ぶーーーーーっ!知らないっ!」
「「ぶーーーーーっ!」じゃないだろ?初心に戻って「はい」だ」
「はい…」
「良いコいしてたら可愛がってやるさ♪判ったね?」
「はぃ」
「オマエの想いってのもワカラン訳じゃないけど…やっとオマエが地元に戻って来た事だし…全てを最初から始め直そう」
「はい!」
「じゃあね…オヤスミ…」
「オヤスミなさい…御主人さま…」
キスを交し、玄関迄送り、晩御飯のお礼を言って帰った
『オタク女』と3度の始まりとなった
『オタク女』を家に送った後になって、無性にシタくなった
『また呼び出すのも何だしな…あー…でもヤリてー…でも数日会わないって言ったしなぁ~』
かといって『キャリアさん』のマンションに行く事だけは避けた
『ケイコを襲った時もこんな感じで欲求不満だったのかな?でも…今なら、又あんなコトをしてしまいそうだねぇ…ムズムズする…』
そんな事を思いつつも、実行する事は無かった
真直ぐ家に帰り、パソコンを立ち上げ画像サイトの巡回をしてみた
明らかにスレ違いのコスプレのコが晒し上げられて、コキ下ろされていた
『言う程ブサイクでも無いのにねぇ~…ってか『抜けるぞ』…と…』
コメントを書き込み、ついでにその手のサイトを回って見た
『結構カワイイコもいるもんだね~…今度行く時にはチェックしてみるかー…ん?待てよ…オタなんだから古本屋に何人か居るかもな(笑)覗いてみるか?写真より実物の方がイイだろ?(笑)』
そんな訳で早速覗きに行ったが、時間が遅かった性か殆どヤローばっかりだった
ガッカリしながらも、面白そうなジャケットのマンガを見つけ、ついでに18禁の『メイドさん』のDVDも買ってみた
家に帰り、ハズレクジを眺め終わり虚しい気持ちで早々に寝ようとしたら、弟子から電話が有り『呑み』に誘われた
行ってみると、弟子の他に『勇者』と『しっかり屋さん』、それに部長が来ていた
「あらら…もう面接ですか?(笑)柏谷は?呼んで無いの?」
「あはは…面接じゃないんですけどね(笑)まぁ狩山さんは、ほぼ決まりですよ♪社員どころか女性初の店長候補ですから」
「やるねー狩山~…俺なんか3年も社員してやっとこさだったのになー…おめでとう!」
「それは、口と行動が災いしてたんですよ…エリアマネージャーよりエラそうな社員は他に見た事ありませんもん(笑)それも伝説ですけど、狩山さんも伝説になりそうですね(笑)」
「そんで、部長…お互いに移動ですけど…任期中はさんざ、迷惑掛けまして…」
「ん?まぁ前任から話は聞いてたしな(笑)でも、面白かったぞ(笑)ただ、物事の順序ってのを教えてやれなかったのは残念で仕方がないけどな…でもな、総務部はそーはイカンからな…アソコはキッチリとした縦社会になっている…いきなり課長補佐で行くんだから、社内での礼儀もソコソコ勉強しておいた方が身の為だぞ?(笑)」
「でも、何で俺が管理課なんすかね?ってか、引き継ぎしてませんし…俺の後任って居ないんみたいなんですけど?」
「まあ、それを言ったら私の後任もそうさ(笑)イキナリ余所の会社から入って来て『部長でござい』だからなー…でな…『メイド喫茶』の方はネット事業部与りになるぞ(笑)当分はイメージ店として扱われる様だよ」
「ネット喫茶の方はどーなんです?素人ばっかじゃ困るんじゃないですか?」
「ネット喫茶の方は、只今頓挫中だよ…今は動画配信のサーバーの立ち上げで大わらわだしな」
「で、僕にも声が掛かった…って事です♪映画や芸能、アニオタも必要って事でね♪映画は専門外ですけどね~(笑)」
「なるほどねー…デートしに来てたんじゃないんだぁ~…感心感心…」
「あはっ!キビシーっすね~…でも、×××さんと出合った頃ならそーだったかもっすね(笑)でもね…本当にイロンナ意味で感謝してますよ」
「それにしては…最近遊んでくれないじゃんすか?嫌われてるかと思ったよ…まじで…」
「いや…その…何ぶんね…例の件が有りましたから…あははは…」
「え?例の件って何ですか?」
「狩山…スマン…実は彼を寝ぼけて襲いそうになったんだ…でも、唇だけで、未遂だから許せ!」
「ええええぇぇぇっ!マジですかぁっ?うわっ!ホモ説は本当だったんですねっ!」
「違います!僕は言ってませんっ!開発課の…」
「まぁまぁ…ケイコくんと結婚するんだから…オマエもそんなに睨むな…管理課で地道に腰饐えて、落ち着く事を覚えて来いよ(笑)」
『勇者』と『しっかり屋さん』に鉾先を向け、長々とからかって遊んだ
「で、柏谷の亊なんですけど…大丈夫なんですかね?」
酔いの回った部長に、思いきって聞いた
「ん?柏谷くんかぁ…んーーー…暫く喫茶部の店員として社員のキャリアを積んでもらう事になりそうだね…言っちゃあ悪いが、アルバイトリーダーのコにまだまだマシなコは一杯居るからね…自覚と責任を養って貰わないとな…『メイド喫茶』の方は十分上手く回る様になっているし、そこに社員2人ってのは難しいからなぁ…」
「そーですね…」
「まっ!悪い様にはしないよ!本人の希望も聞くさ」
「すみません…宜敷くお願いします…」
弟子は「一緒に寝よう」との俺の誘いを無下にし、仲良しカップルも早々と自分達のホテルに戻って行った
部長と俺は駅迄ブラブラ歩きながら色々な話をした
「まぁ…何にしろキミの人生だ、キミが決めてキミのペースで進めば良い…でもな…タマには立ち止まってグルリと周りを見てみろ…管理課の仕事がキミの気性に向いているとは思えないが、重要な職場である事に変わりは無い…私もな…営業部部長から、店鋪事業部部長になった時はハッキリと『左遷か?』と思ったよ…でもな…今では『栄転』だったと思っている…元部下のゼネラルマネージャーよりオマエとゴタゴタやれて楽しかったよ(笑)まぁ…また部長のままで部署転換だけどな(笑)同じ社内なんだから、タマには顔を見せに来いよ!後、日取りの報告も忘れるなよ?カミさんも着物新調して待ってるんだからな!(笑)じゃあな…お疲れさん」
『入社以来、部署の名前が変わっただけで、ずっと居た『喫茶部』に別れを告げるんだな…』
そう思うと涙が滲んできた
繁華街を歩いて帰っていると後ろから呼び止められた
振り向いて見ると『キャリアさん』だった
「珍しいですね?お酒殆ど呑まないのに」
「ん?ああ…身内の送別会かな?部長とかと呑んでたよ…キミは?」
「ウチは課内の送別会♪まぁ…変な噂のお陰でワタシの昇進は無くなったけど、課長の移動は変わらないからね~…で、もうお開き?」
「ん?あぁ…営業部とは違って休みは変則だからね…ってか柏谷は?置いて来たのか?」
「え?あぁっ(笑)ワタシの部屋に居るわよ…外に出ても知らないトコばっかりだもん…ジッとしてるわよ(笑)でもまぁ心配なんで帰るところ…寄って行く?」
昼間に『オタク女』の話した事が理解出来ていない自分と、虚無感と人恋しさにつられ俺が快諾すると、『キャリアさん』は意外そうな顔をした
『キャリアさん』の部屋に着くと、柏谷は退屈したのか奥の部屋で熟睡して居た
酒を呑んで動きの緩い体をベッドにもたれ、足を伸ばして座った
横に座った『キャリアさん』に進められるまま、水割りを呑み『キャリアさん』達が帰った後の事を話した
「どう思う?俺には真意が見えないんだけどな…」
「ワタシに判るワケ無いでしょ?ケイコちゃんが柏谷さんのコトどー思ってるのか判らないもの…ワタシの時には勘違いして、メグさんならっ!って話だったけど…今回は柏谷さんをどうにかしたいワケでしょ?フツーならアナタの態度で『繋がり』ってのを理解できる筈なんだけど…ワタシはレズじゃないし…その当りは理解できないわ…」
「んー…でも柏谷はレズとは違うと思うんだけどな…タマタマ好きになったのがケイコだった…それだけの様な気がする…好きの度合いは2人の暮しを見ていないから全く判らんけどね…」
「で、どう致しますの?」
「まぁ…柏谷は向こうに戻るだろうからね…そのまま熱が冷めるのを待つ…かなぁ?在り来たりだけどね…」
「でも、柏谷さんがこっちに来ちゃうかもよ?」
「まぁなー…でも、それでケイコが引っ付いたら俺はそれに付合うつもりは無い…また1人に戻るさ…」
「で、ワタシと引っ付くと!良いかもね~♪」
「いや…多分それも無いな…」
「え?何で?」
「俺とキミじゃあお互いに釣り合わんだろ?それに俺がコンタクトにして、普段着だったら萌え無いだろ?(笑)」
「そんなコトは無いですよ?本質は知ってるし…一途で、お料理上手で、話を良く聞いてくれる旦那様ですもの~♪理想的な家庭が築けるわよ♪ちょっと趣味がオタっぽいけどね(笑)」
「そんなもんかね?」
「そんなもんです」
『キャリアさん』が横に座って来て、俺の肩を枕にした
「ね?ワタシが先きだったら、どーなってたかな?」
「ん?さーなー…アイツと一緒じゃなかったらイベント見に行ってないしな…そー言えばまだイベント行ってたりすんの?」
「近場で大きいヤツはね…でも、高校生の頃みたいに無条件で楽しいって事は無いわ…大学行ってる内に知り合いは卒業しちゃったし、こっちは就職してから来たトコロだから…あんまり親しい人も居ないから…」
「成る程ねー…年齢層若いもんなー…」
「どうせ高いわよ!(笑)でね…就職してスグ位に課長が「飯奢ってやる!」って言って…気が着いたらハマってて…で、奥さんにバレて…その繰り返しかなー…変な噂のお陰で、誰も「飯奢ってやる!」って言わなくなっちゃったわよ(笑)今度キッチリ「飯奢ってやる!」って言って奢ってね…」
「会社の金ならな!(笑)」
「管理課さんの言う事じゃないわね(笑)ラーメンでも良いから奢ってね…」
「ん…」
「でも本当にラーメンだけは嫌だからね!」
「ぷっ!(笑)何だそりゃ?」
「女ってそーゆーモンなのよ…だからケイコちゃんも多分そー…ワタシ達とシテ欲しいの裏返し…して欲しくないのが本音…言ってる言葉や態度がどーあれ…ね…」
「ややこしいな…」
「だって『女の子』ですもの♪(笑)」
「んで、『女の子』の田仲さんはどーするの?俺達が結婚するのを見届けて、それから考えるのかい?」
「んーーーーー…最初は意地でも別れさせてやるっ!って思ってたけど…1人で帰って来たアナタを見た時はね…ちょっと胸が痛んだの…キュンッ!ってね…」
「キュンッ!か…自覚は無かったけど、酷かったのかね?」
「それなりに…ね(笑)で、慰めてあげようと思ったのに、バリヤーだけはしっかり張っちゃって…」
一度立ち上がり伸びをして『キャリアさん』ベッドに仰向けに横になった
「そー言えば『元彼』は、今度は上手く行ってるみたいだぞ?」
『キャリアさん』はベッドの端に両腕を組み顔を載せ俺を眺めた
「あら?そう…良かったわ…彼はすっごく良い人だったから、本当に嬉しいわ…でもね…片方が尽くしてくれるダケじゃバランスが取れないのよね…どうしてもワタシがスグに増長しちゃうから…アナタの方はどうなの?最初の頃のパワーバランスとはかなり違う気がするけど?」
「まぁ…慣れて来ると他も見えて来るってもんさ…アイツの場合はまだまだ視野が狭いけどね…」
「要するに寂しいのか…な?」
「んーーー…ぶっちゃけて言えば、俺の方がそんなにアイツに魅力を感じなくなったのかも知れない…そんな自分が寂しい…だな…」
「どーしてよ?」
「俺も慣れちゃったのかもな…(笑)」
「ワタシにも慣れちゃったかしら?」
「迫られるのには慣れた(笑)」
「倦怠期なのかしらね?それともマリッジブルー?」
「さてなー…今日は2人で久し振りに一緒に居ても立たなかった(笑)」
「まー珍しい!今は?今は?」
「ん?反応無しだろ?どれ?…うん…無しだ(笑)」
「そんなコト無いでしょ?こんなに良い女が側に居るのに!」
『キャリアさん』が身を乗り出す
「話のネタがネタだけに仕方ないだろ?(笑)」
「いいえ!セクハラ発言ですよ!ちょっと見せて!」
『キャリアさん』ベッドに飛び乗り俺の股間を覗き込む
「良くわかんないわね…」
『キャリアさん』はそのまま体を横に、俺の腹の上に頭を横向きに載せ、顔を股間に近付けた
流石に股間は反応する
「立ってないのかしら?まだ良くわかんないわ…」
『キャリアさん』が、手で優しく撫で、硬くなったモノを確認する
「わざとらしいなー!立ってるよ!立ちましたっ!これ以上落ち込ませんでくれよ…」
「ダメ…そんなのはアナタじゃないわ…言わないと約束するわ…だから自由にさせてよ…」
『キャリアさん』がベルトを緩め、ズボンとパンツを下ろし、舌で硬くなったモノを舐め始めた
ゆっくりと、ゆっくりと…
俺のモノは意志とは関係なく、ピクピクと『キャリアさん』のフェラに素直に反応した
「随分と溜ってます?…すっごくピクピクしてますよ?今にも出そう…」
「ああ…2ヶ月はしてないからな…」
「ふふ…ワタシがお相手したのに…」
「オマエは奴隷をクビにしたろ?」
「んふ~♪今はどっちが主導権握ってるんでしょうね?」
「ははは…確かに…俺らしく無いよな…わかったよ…今日は俺の負け…ちょっとトイレ行くから放してくれないかな?」
『キャリアさん』が手を放し、体が離れた
俺はトイレを通り過ぎそのまま玄関に行き外に出た
『キャリアさん』が追い掛けて来たが「ありがとう」と一言言ってキスをし家に帰った
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